« 桂吉坊 ぱくす亭(噺の会) | トップページ | 新型インフルエンザ対策 »

2009年5月14日 (木)

インドの人々に魅せられて(じゅうしん総合研究所-原喜久雄)

Hara インドの人々に魅せられて
訪印15年の記録を写真集に

 仏教伝来の国として日本と緑の深いインドに魅せられ、土地の人たちと対話を重ねながら旅した記録をこのほど写真集へにまとめて自費出版した人がいる。

十三本町1丁目・(株)じゅうしん総合研究所の代表を務める原書久雄さん(68才)で、写真集にはこれまでに夏休みを利用して何度も訪れて写し撮ったさまざまな人々の暮らしを紹介。

1000冊刊行し、大阪府内の各図書館や関係者に配布したところ100通ほどの便りが寄せられ 「知ることのなか
ったインドの様子がよく分かる」などの好評を得ている。

 今秋には、大阪市内で写真集に収めた作品の写真展を予定。

原さんは 「真のインドを見てもらいたい」と開催準備に胸を躍らせている。

■昔の日本の良さがインドにはある

 政治や経済政策の面で急成長を続けるインドだが、一方で熱波や洪水などまだまだ過酷な自然と対時する姿がある。

そんな環境の中でも、明るくたくましく生きる人たちがいる。

 「今では忘れ去られている昔の日本の良さがインドにはあり屈託のない笑顔の子供たちの姿がある」と、15年前にインドを初訪問。

以来、終始思いを変えることなく6回にわたってインドの人々を撮り続けてきた。
フィルムの数は全部で約120本。

 特に表情がが素晴らしい、と屈託のない笑顔を見せる子供たちが写真集の表紙を飾る。
タイトルは、明日に夢をつなぐ意味を込めた「眠れる大地から夢の大地へ」。

内容は「大地に生きる人々」
「インドが熱くなる日」 
「知られざるインド」
 「明日を夢見る子供たち」の4つの柱に分かれており、過酵な自然に立ち向かう人々の生活の様子や春を祝う行事、少数民族、懸命に生きる子供たちなどをファインダーいっぱいに写し撮っている。

■インド総領事館も作品に絶賛の声

 インド旅の記録の区切として写真集を計画したのは昨年の夏。
推薦を取り付けるために大阪市内のインド領事館へ。
整理した原さんの写真を見た総領事が「厳しい生活・自然環境の中で.文化に誇りを持ち、力強く生きるインドの人たちの日常、エネルギーを見事にカメラに収めている」

と絶賛。
写真集の序文は甲南大学教授マノジュ・L・シユレスタ氏が引き受けた。
発刊した原さんは、「私の歩いたインドはほんの一部ですが、そこには人々が明るく遅しく生きる姿がありました。
日本ではまだまだインドのことは知られていないように思います。
グローバル化が進む中にあって、写真集がインドを知るきっかけになれば」と話している。

|

« 桂吉坊 ぱくす亭(噺の会) | トップページ | 新型インフルエンザ対策 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: インドの人々に魅せられて(じゅうしん総合研究所-原喜久雄):

« 桂吉坊 ぱくす亭(噺の会) | トップページ | 新型インフルエンザ対策 »