阪急三国駅前広場が完成
■住民らが記念式典を開催
「阪急三国駅前の顔」 として待ち望まれていた三国駅前広場(敷地面積4000平方メートル)がこのほど完成し、地元の人たちが協力して完成記念セレモ二をー開いた。
駅前広場の整備は三国土地区画整理事業の一環で、広場中央は市バスやタクシー、一般車が乗り入れできるロータリー。
また、駅前広場敷地の北側には高さ15mになるという常緑樹を植えており広場のシンボルツリーとして成長することをめざす。
一方、周辺では電線類の地中化に伴う歩道や道路整備などの工事が順次進められており、区画全体が完成するにはまだ数年かかりそうだ。
完成記念セレモニーは3月29日、地元住民や企業などでつくる三国駅周辺まちづくり委員会、三国商業振興連合会、三国連合振興町会の3団体が主催となり実施。
広場中央では関係者や来賓あいさつのあと、三国中学校吹奏楽部のファンファーレで平尾淀川区長をはじめ関係者らが完成記念のテープカット。
そのあと、ロータリーに地元の代表車両、阪急タクシーが乗り入れる初儀式を行い、園児らが運転手に祝いの花束を贈呈した。
また、淀川区の代表マスコット・夢ちゃんらが登場、式典に花を添えた。
■住民主体でまちづくりを推進
三国駅周辺土地区画整理事業は大阪市が21年前に事業計画を決定。
平成3年2月には地元住民や企業などの代表17人で三国駅周辺まちづくり委員会を結成し、
「住民主体のまちづくり」を根幹に市の計画概要についてこれまでに何度も協議を重ねてきた。
また、14年前には「地区計画」を成立させて、駅前周辺の業種規制や街並みの形成などを図っている。
同委員会会長の小澤明さんは 「いくつもの難題を乗り越えて完成した広場です。
今後は、『自分たちの庭』としての意識を持ちながら、放置自転車や環境整備などの諸問題に取り組み、また活用法についても考えていきたい」 と話している。
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